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2026/10/07 10:43

稜線に出ると、あたりは一気にガスに包まれた。風も強くなり、Nylashi Shirt一枚では少し肌寒い。さっきまで暑くて着替えたばかりなのに、今度はもう一枚欲しくなる。山ではなかなか服装が落ち着かない。
ここでEnough Shell JacketとMountain Smockを、それぞれ羽織る。厚着をするほどではないけれど、この風は防ぎたい。そんなときに、やっぱりウインドシェルは心強い。バックパックの中では小さく収まっている一枚が、こういう場所ではずいぶん頼りになります。
朝はSeion Hoodieを着て、登りで暑くなったらNylashi Shirtに着替えて、稜線ではその上にシェルを重ねる。同じ日のハイキングでも、気持ちよく歩ける服装は少しずつ変わっていく。面倒ではあるけれど、暑さや寒さを我慢して歩くより、その都度調整するほうが、結局は楽しく歩けると思っています。
雲に見え隠れする剱岳を眺めながら、ガスの中を歩いていく。すっきり晴れた姿も見たかったけれど、雲に覆われた剱岳も迫力がある。足元に気をつけながら、剱御前小舎を目指します。
小舎に着くと、ガスが引いてきた。今度は日差しが強い。さっきまでの肌寒さから一転して、気持ちのいい休憩になりました。ビールを飲みながら、しばらくのんびりする。歩いている間も晴れてくれたら、とは思うけれど、休憩に合わせて晴れてくれるのも悪くない。
ここからは雷鳥沢へ下る道。ひと息つくと、今回の山行もそろそろ終わりなんだな、という気分になってきます。

予定していた五色ヶ原には行けなかったけれど、そのぶん雷鳥沢でゆっくり過ごせた。テントを張って、簡単な夕飯を食べて、それぞれのテントで眠る。朝はコーヒーを飲んで、準備ができたらみんなで歩き出す。振り返ると、歩いている時間と同じくらい、テント場で過ごした時間もよく覚えています。
撮影も、ハイキングも、十分に楽しめました。晴れたりガスが出たり、暑くなったり寒くなったり。そのたびに服を着替えて、道具を使って、また歩く。今回紹介してきたものが、実際の山でどんなふうに出番を迎えるのかも、少し伝わっていたら嬉しいです。

休憩はこのくらいにして、雷鳥沢へ。下りも最後まで気を抜かずに戻ります。五色ヶ原は、また次の楽しみに。予定とは違うコースになったけれど、今回もいい山行でした。