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2026/09/09 10:09

9月初めの雷鳥沢キャンプ場。14時頃に到着してテントを設営し、上半身はSeion Hoodieに。そして、それまで穿いていたBasic Hike Pantsを脱いで、Rest Tightsに着替えました。
歩くための服から、身体を休めるための服へ。この着替えが、僕にとってはテント場でゆっくり過ごす時間の始まりです。
Rest Tightsは、山小屋やテント場に到着したあと、身体を休める時間のために考えた「山のためのリラックスタイツ」です。
山の服を考えるとき、どうしても歩いている時間に意識が向きます。脚を動かしやすいか。汗をかいても快適か。どのくらい軽くできるか。どれも大切なことですが、山で過ごす一日は、歩いている時間だけでできているわけではありません。

テントの中で座ったり、食事をしたり、横になったり。そのまま眠って、朝を迎えたり。泊まりで山へ行くと、歩き終えたあとにも、案外長い時間があります。
その時間を、できるだけ楽な格好で過ごしたい。一日動いた身体を、なるべく締め付けず、ストレスなく休ませたい。Rest Tightsは、そんな気持ちから作りました。
素材には、エクストラファインメリノウールをベースにしたウォッシャブルウール糸を使用しています。肌あたりがやさしく、汗をかいたあとの身体にも気持ちいい。ウールならではの温度調整のしやすさも、長い時間身に着けて過ごすうえで大切にしたところです。

さらに、WHOLEGARMENT®による完全無縫製で編み立てています。縫い合わせによる縫い目がないので、座ったり、横になったりするときにも、縫い目の当たりが気になりにくい作りです。
立っているときには気にならない小さなことも、膝を曲げて座ったり、寝返りを打ったりすると、意外と気になることがあります。身体を休めるための服だからこそ、そうした細かな違和感をできるだけ減らしたいと考えました。

そして、穿き心地と同じくらい考えたのが、一枚で過ごすときの見え方です。

一般的な身体にぴったり沿うタイツは、テントの中や寝袋の中ではよくても、そのままテント場や山小屋の中を歩くには、僕は少し気を遣います。身体のラインが気になって、上からショーツやパンツを重ねたくなる。くつろいでいても、ちょっと外へ出るたびに穿き足すのは、少し面倒に感じることがありました。
だからRest Tightsは、一枚でも過ごしやすいシルエットに。休んでいるときの楽な穿き心地を、そのままテントの外や山小屋で過ごす時間にもつなげたいと思いました。

ウエストは、お腹まで覆えるよう少し長めにしています。ちょっと手を入れたり、小物を入れたりできるサイドポケットも付けました。

テントの中で休むときも、少し外へ出るときも、そのまま自然に過ごせること。就寝時だけに使うのではなく、歩き終えてから眠りにつくまでの時間を通して、気持ちよく穿けるものにしたいと思っています。

山に持っていくものを選ぶとき、休むための服を一着加えるかどうかは、悩むところかもしれません。それでも僕は、着替えたときの心地よさや、身体を締め付けずに過ごせる時間にも、持っていく理由があると思っています。
汗をかいた服を脱ぎ、身体を冷やさないように着替える。温かいものを食べて、少しずつ身体を休めていく。そうして落ち着くと、ようやく周りの景色をゆっくり眺める余裕も生まれます。

たくさん歩いた日も、早めにテント場へ着いた日も、山の中でくつろげる時間があるとうれしい。
Rest Tightsを穿いて過ごした雷鳥沢の穏やかな午後。歩き終えたあとの心地よさも、僕にとっては山へ泊まりに行く楽しみのひとつです。