2026/08/24 14:05
山へ行った日のことを振り返ると、意外とよく覚えているのは、山頂から見た景色だけではなかったりします。
歩きながら交わした会話。
道端で気になったものに手を伸ばしたこと。
くだらないことで笑ったこと。
お腹が空いて、地面に座って食べたもの。
荷物を下ろして、少しだけ目を閉じた時間。
歩くことはもちろん好きだけれど、ハイキングの楽しさは、目的地へ向かって歩いている時間だけにあるわけではないのだと思います。
今回、根本絵梨子さんが撮った写真を眺めていると、そんな「途中の時間」がたくさん残っていました。
歩いて、立ち止まって、笑って、食べて、休んで、また歩く。
その一つひとつは特別な出来事ではないけれど、後になって思い返すと、不思議とそういう何でもない時間の方が、その日の空気まで一緒に思い出させてくれます。
RIDGE MOUNTAIN GEARの服や道具も、そんな時間のすぐそばにあるものであってほしいと思っています。
製品そのものが主役になるのではなく、誰かが山で過ごす時間の中に自然と馴染んでいること。
背負っていることも、着ていることも、いつの間にか意識しなくなって、その人自身が山で過ごすことに夢中になれる。
今回の写真を見ていると、僕たちが作りたいものの姿が、少しだけそこに写っているような気がしました。
Photography
根本 絵梨子 / Eriko Nemoto
1988年、群馬県生まれ。
富山大学芸術文化学部で建築デザインを学び、在学中にオーストラリアへ留学。帰国後、代官山スタジオ勤務、フォトグラファーのアシスタントを経て、2016年よりフリーランスの写真家として活動を開始。
広告、雑誌、ファッション、ポートレート、アウトドアブランドの撮影など幅広い分野で活動する一方、ライフワークとして国内外の山や自然の中を歩き、風景や旅の記録を撮り続けている。
Models
道木マヤ / Maya Michiki
七海 / Nanami
未妃 / Miki





















