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2026/01/30 16:06

Seion Half Zip

インナーにSeion Half Zip、その上にMountain Smock、頭にはSeion Beanie。歩き始めて体幹が温まる。ハーフジップを少しだけ下ろす。こもった熱が抜け、呼吸が軽くなる。PrimaLoft® Active Evolveが空気をふわりと抱えつつ、余分な熱と水蒸気だけを手放す。厚く守りきらず、閉じきりもしない“中間のふるまい”で、登りでものぼせにくく、休憩でも冷え戻りを作りにくい。ジップ数センチの操作が、「脱ぐ⇆着る」という大きな動作をいくつも不要にしていく。
Mountain Smock

外側のMountain Smockは、壁ではなく薄い境界としての役割。風や舞い雪、枝擦れをやわらかく受け止めながら、内側の抜けは殺さない。フード口をパタパタとあおげば登りの熱が抜け、稜線で風が立てばフードをかぶる。ほんの数分の停滞でも、Seionのロフトが抱えていた空気がふわっと温かさに変わり、体感はすぐ中心へ戻る。守るべきは守り、必要以上には閉じない。それがSmockの役割。
Seion Beanie

頭部はさらに繊細。Seion Beanieは本体部分は生地1枚で構成して軽く通気する。フードを被ってもごろつかない。一方で耳当ては生地2枚で構成。二層のあいだに小さな空気層が生まれ、風の角を丸めつつ、耳の奥にだけそっと厚みを残す。登りで心拍が上がれば、被りを数ミリ浅くするだけでムレが引き、稜線で止まれば、そのままふわっと温度が戻る。被ったまま細かく整う。

三つを重ねると、役割は自然に分かれる。体幹の整温の中核を担うのがHalf Zip、外界に薄い境界を引くのがSmock、耳まわりの局所最適化を受け持つのがBeanie。登りではHalf Zipを2少し開け、Smockフード口を少し開放。稜線ではHalf Zipを戻し、Smockのフード口のゴムを閉めて。ビーニーは被りの深さ数ミリで応える。大きな脱ぎ着は最後の手段。
ゴール近く、風は丸く、体の温度は過不足なく落ち着いている。今日は、ほとんど脱ぎ着をしていない。Seion Half Zipがつくる抜け、Mountain Smockが足す薄い守り、Seion Beanieが耳まで完結させる整温。厚みに頼らず、閉じきりもしない中間のふるまいが、冬の里山の行程を静かに軽くする。登りで抜け、止まれば戻る。小さな操作が一日のリズムを守る主役になる。