冬の山は、単に寒いだけではありません。凍えるような風が肌を刺し、息をするたびに冷気が肺に染み込んでいきます。

早朝の登山道。霜がびっしりと降りたトレイルを踏みしめながら進んでいく。手袋に守られた指先や、ジャケットに包まれた体幹には問題がないものの、首元だけは容赦なく吹き付ける風にさらされている。この「あと少しの寒さ」が、体全体のコンディションをじわじわと奪っていくのを感じながら、「この状況を変えるためのネックゲイターを作ろう」と心に決めた。

たどり着いたのは、ニュージーランド産の100%メリノウールを使用した特別なグリッド構造の生地です。この生地は、保温性と通気性を絶妙に両立させており、汗やムレを防ぎつつ、驚くほどの暖かさを提供します。その秘密は、ウール繊維が持つ自然な温度調整機能にあります。汗をかいた際には熱を逃がし、寒い時には暖かい空気をしっかりと保持します。

この「ロングネックゲイター」は、単なるネックウォーマーではありません。

通常のものよりも長めに設計されており、鼻の上までしっかりと覆うことができるため、厳しい冷気の中でも顔全体をしっかりと保護します。柔らかく伸縮性のある素材は、長時間の着用でもストレスを感じさせません。さらに、首元の動きを妨げない絶妙なフィット感を実現しており、寒冷地でのアクティビティをより快適に楽しむことができます。

単なるネックゲイターにとどまらない。

ビーニー、ヘッドバンド、時にはフェイスマスクとしても使用できるこのアイテムは、1つのギアで多様な使い方ができる点が大きな魅力です。「限られた装備で最大限のパフォーマンスを発揮する」というコンセプトのもとに開発されました。